年収交渉の展開
年収交渉を効果的に進めるために、交渉を行なう理由、根拠をしっかり整理する必要があります。転職において、経験やスキルが不十分であれば、転職による給与アップはあまり期待できませんし、場合によっては給与額が減ることも考えられます。一方、上位職への転職で高度な専門分野の職歴経験とスキルを持っていたとすれば、年収交渉で希望条件を企業側が受け入れる余地もあると考えられます。かたや年収交渉で失敗するケースは、自己のスキルを過度に評価し、実力にそぐわない要求や個人的な事情などを一方的に主張した場合、常識を逸脱した主張などは心証を悪くしてしまいます。転職希望者が「なぜその年収が欲しいか」という説明のとき、企業側は「この人にそれだけの価値を見出せるか」言いかえれば、「この人に稼げるだけのものをもっているか?」というところをみています。「私はこれほどの価値があって、貴社に大きく貢献できる人間です」としっかりと売り込む必要があります。